2008年11月8日土曜日

20081105



■PV撮影終了
友人から話を貰ったのが10/10だから、1ヶ月弱ですか。むろん
後悔と反省でいまも押し潰されそうですが、今回はなによりも集まってくれた総勢16名のスタッフ・キャストと、現場外の知人や学校関係者の多大なる善意に支えられて、何とか初監督作品をカタチにすることができました。このPVのために急遽召集されたスタッフのあいちゃん、アッキー、今村さん、清水さん、飯田さん、当日仕事を休んでまで参加してくれた役者の加藤奈緒美さん、ゆっこ、マモ、また機材を無償で快く貸してくれた中山さん、親友でありあらゆる局面をサポートし続けてくれた石原、当日朝早くから遠方まで手伝いに来てくれたアニ、そしてことあるごとに相談や協力に応じてくださった学校関係者のみなさん、本当に本当にどうもありがとうございました。

反省点は多々あります。現状をいち早く認識し、それを改善するための
具体を如何にわかりやすく周囲に伝達/共有してゆくか、またスタッフやキャストが何を求めているのかを把握して的確に指示し動かしてゆくか。現場では言葉のやりとりが8割を占めると言われますが、そういった対話能力の低さをあらためて痛感させられた一日でした。この点は本当に勉強になりました。

高等科のシナリオの課題も放り出してロケハンや機材の調達、企画書の作成にとほとんどすべてをひとり(あと石原とアッキー)奔走してこなすのは楽しくも新鮮で怒涛のような日々でした。テスト撮影や当日朝4時入りしてゴミ拾いからはじめた九十九里の海岸も、スタンドインが押して途方に暮れそうになったことも、現場が寒かったことも、砂に埋まった車を撮影以外のスタッフが中心となって頑張って復旧してくれたことも、大まかに伝えただけでこちらの意図をほぼ完璧に把握/表現してくれた役者の身体能力の高さも、その撮影方法の「面倒さ」から、カメラマンが四苦八苦していたことも、ほんとうにほんとうに。

翌日、四谷三丁目で機材をすべて返却し終えると、もうとてもじゃないけれど電車で帰る気にはなれなくて、そのまま歩いて新宿まで行き、途中で泣き出しそうに。携帯には「また次回も呼んでください」などという恐れ多いメールが。その日は親友とイル・バーカロで祝杯をあげ、アンティパストミストやリングイネが並ぶなか、8テイク撮った素材を再生したのでした。みんな本当にお疲れさま。また学校や、それぞれの場所で。